新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

導き光(チームリーダーのやるべきこと)

わたしはB2の時に所属学科のある先生から実験補助バイトしませんかとのお誘いを受けて、その後もなんとなく、その研究室(以下A研)にお世話になってるということを以前に書いたかもしれませんが、そのA研でのお話。

A研では私は主にゼミと、先輩の実験補助をやらせていただいたりだったのですが、この2月頃から、企業の方の持ち込みテーマに割とがっつりことになりました。結構ルンルンでやろーって感じだったのです。が、すでにテーマのメンバーから外された(というかご好意で外していただいた)という残念事案があって、そのことについて個人的に記録しておかなくちゃ事案が多かったので書きます。

 

概ねの事の顛末を書くと、ある企業の方がテーマの持ち込みをしてきて共同研究をすることになり企業の方(以下A氏)がグループのリーダーになった。→研究室からのメンバーとしては以前からやっている先輩(M2)とわたし(B3)が参加することになった。→先輩は就活や卒論がメインなので私が実際は色々やらなくちゃだったが知識、技術が足りない+A氏がリーダーとして役不足→まさかの根性論→チームほぼ解散、A氏が自分で実験すると言い出す。ということが起こりました。

 

複数人で一つのことやるのって大変なんだなー(こなみ)って感じでした。

 

まず、メンバー全員にテーマの面白さというかやりがいを感じさせることが重要だなあと、まず。今回についてはまずそれでプチ失敗という感じでした。A氏は私に何度かテーマの説明をして下さったのですが(私が理解不足で何度も説明を求めたので)、基本的に毎回具体的目標が見えないままでした。あとこれは個人の嗜好の問題かと思いますが、A氏の説明は工業的有用性、新規性という面を強調したものだったので(社内用プレゼンをそのまま使ってたのかな?)あまりピンとこなかったというのもあります。のぺーっとした説明ばかりで、ふーん、なんか、すごいんかこれ?と思ってしまったのが正直なところです。この時点で多分私とA氏の熱量差は結構すごかったと思うんだけれど、私も初めてまともに自分で考えて参加できる機会を与えられてかなりハイだったのでなんとなく、そのまま始めてしまったのです。

 

でも当然、クソ初心者、知識、技術不足、授業も多めで時間不足の私が何かやろうとしても何からしたらいいかもわからず、先生に相談、相談相談。A氏は、進み具合はどうですかね。って聞いてくるけれど、最終目標はおろか、漸次目標すらも与えてくれないので、わたしのモチベは早々にほぼゼロに。具体的指示がないのがつらいし、どうして彼が私にそこまでできると思ったのかも謎だし(多分手が回らなかったというだけだと思っているけれど)、A氏のやる気だけがから回ってる感じがすごくて辛かった。そしてきっと彼が私の動きを物足りなく思っているだろうということもわかっていたので焦った。

 

そしてそんな状態が、2月末から5月頭くらいまで続いた。その間3月4月はほとんどA氏は他の業務でフェードアウトしていて大学にもこなかったし連絡もなかった。今思うと、連絡の先も先生にするべきなのか直接A氏へ行うべきなのかもはっきりしてもらえなかったしよくまだやろうとおもったな私。

 

そして5月末にとうとう大学を訪れたA氏にカフェに連れ出される。私の働きを不足に思っていますよ、というお説教なんだろうとわかっていたので先手を打って、謝る。そして私が彼に改善してほしいこと、伝えたかったけれど、ここでまさかの根性論(無意識)を食らうことに。

 

私はこのテーマに結構熱い思いで取り組んでますし、有用だと役に立つものだと思っています。このテーマが成功すれば、社内での僕の評価も変わると思います。先ほどあなたが言ったように今のあなたの働きでは正直言って物足りない。あなたが、このテーマに関わり続けたいというのであればできるとかできないとかじゃなくて、やるしかないんです。

 

おん……せやな。はっきり言って心が折れた。ほんの2時間前にこの本使って勉強しようと思うんです、って本見せに行った時に『そうなんですね、僕は専門外なので質問に答えられないと思いますけど、頑張ってくださいね!』とか言ってきたやつの言うことかそれが。君のテーマに関係することやぞ興味持てや。さすがにムカついて、A氏は勉強しないの?って聞いたら、『理論の方は専門家の方々にお任せしますね(合理的顔)』してきたのでほんと、悲しかったぞ、小学生の時ママに地球の図鑑一緒に読むのやんわり拒否られた時以来のガッカリ度合い。

 

少し戻って、やるしかないと言われた私は、ハイと答えてしまったのである。A氏が人間として好きだったから力になってあげたいと思う気持ちは残っていたからその部分だけで返事をしてしまいました。人に好かれることって大事だね。これはリーダーの重要な素質なきがする。

 

それでこれからどーしよーと思ってかなり、鬱々としてたら、次の日先生から時間差で、あなたはA氏のテーマからはずしといたよ!って言われてほんと先生1日手遅れなんだよ、と思いながらも感謝止まない。それからA氏に言われたことを先生に報告したら、うん、暴走してんな(笑)と一言いただけて、私の力不足だけが原因ではなかったんだなと(まあ、先生が気を遣ってくださっただけかもしれないが)思えたので、気を取り直してまたフラフラし始めることになりました。

 

でも今回は色々とうまくいかなくて本当に残念。二度と体験したくない。

 

 

割と愚痴っぽくなってしまい、まだ消化できてなかったことを再認識してしまった。