新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

虫歯-Ⅱ

相変わらず虫歯のせいで気持ちが未だ嘗てないほどに落ち込んだままです。

 

先日書きました、宇宙飛行士になれないじゃん問題は本当に深刻なダメージをわたしの精神に与えたようです。

宇宙飛行士に本気でなりたいと思っていたかどうかはそもそも問題ではなくて、なれる可能性が0パーセントになってしまったという事実だけがただただ重く、それだけが全てで、あまりにも辛い。

小学生の頃、宇宙飛行士になりたかった頃、一生懸命歯磨きをしようと決めた日のことを思い出して悲しい。

今はもう宇宙飛行士の新募集はしないみたいな話だったし、興味も他にうつっていたから、心から宇宙飛行士になりたかったわけではないけれど、なりたいと思えばなれる可能性があった時のわたしの心のトキメキはもう失われてしまって、ただただまた他人を羨み僻むための手玉が一つ増えたという悲しさ。

 

加えて、歯が欠けて、虫歯ができてきっとこれも歯に穴を開けて治療するであろうこと、転んだ時の擦り傷の治りの遅いこと、何もない平坦な道を走っただけで足がもつれたこと、その全てが恐ろしい。

若さが永遠に続かないこと、今格別美しい人間であるとも思わないけど少なくとも今か、少し前かもう少し後がわたしの肉体のピークで、体はだんだん衰えて行ってついには背骨が曲がって、お腹が出て、やたら長い手と足が不恰好なバランスの悪いおばあちゃんになるであろうということ、を始めて現実として認めてしまった。

 

綺麗な星を見に行きたい。