女子大生雑記録

日々の面白いこと面白くないこと

ポエマー

急に吉野弘の全詩集を買わなきゃ、という使命を思い出した。買わねば。

 

真に高等な人間であったならば必ず詩人になろうと思っただろうな。

 

たとえば


ジメジメした夏、曇って日差しが当たらない日に二駅分ちょっとの距離を歩きながら次の目的地に向かうときのきもち、とか、日陰に入ったら思いの外涼しくて、その空気にゆるく暖められながらセミの声を聞く気持ちとか、三角形の風が吹いている真冬に全力疾走した時の体から溢れ出る体温に対する気持ちとか、プールの水にずっと浸かってると体がカッカカッカしてきてうまれるどうにもならぬ不快さとか、好きな人に嫌われたかも!という時の頭のてっぺんから冷たい金属刺されたみたいなぞわぞわ感とか、全部思いのままに表現できるような人間だったらどんなにか幸せな人生になるだろうといつも夢見ている。でもまず表現したいほど素敵なことも目の前にないと見つけられないっていうのがわかって、結構今悲しい気持ちになった。

 

私が大好きな日本語をかく人は(敬称略)、冒頭にあげた吉野弘スピッツ草野マサムネ尾崎豊夏目漱石司馬遼太郎。番外編で梶井基次郎(これはにわか)。

吉野弘は全部全部ドンピシャというわけじゃないんだけど、一生懸命探してると絶対すごすぎるやつ出て来る。

スピッツ草野マサムネはよくわからない偶像、よくわからない例えをたくさん持ち出して来るのにそれが全部言いたいことわかる!!!わかるツツツ!!!というものになっているのでよくわからない。私はこれになりたくて色々たとえ話を作るけど、ただのたとえ話が下手な人間へと収束しつつある。

尾崎豊は完全に天才。歌いながら寒気するくらい感情の全てが書かれている。聞いたらわかる。聞け。尾崎豊の曲聞いて、ふーんこんなもんか、ってなれる人は愛燃え尽きてる。人間やめた方がいい。

夏目漱石は、かっこいい。しつこくない。技巧なかった中学生の作った小説みたいな見た目してる文章なのにさらさらり。としてて気持ちいい。なのに文章めっちゃかっけえ。本当にアレになりたい。

司馬遼太郎は、私の高校生時代そのものだね。特にすごい言葉を選んで来るとか、ピシャーっと合うのが出てきた記憶はあんまりないんだけど、言葉を無駄撃ちしない感じ?がする。人間の一生を一冊にも満たない本に書き納められるんだからどう考えても天才なんだよな。

初心者が人間が生まれてから死ぬまで書こうとしたの今考えたら無理すぎる。(かつての私の自作小説。)

 

梶井基次郎は完全に番外編で、2冊くらいしか読んだことないし、本自体はそこまで好きじゃなかったんだけど、檸檬の途中で出て来る果物屋の描写だけは衝撃的すぎて一生忘れない。

 

早く詩人になりたい。

 

 1ヶ月ほど前に友人と見せっこしようねって、書いた小説がまだ供養されていないから早く見せに行きたい。テスト終われ。

 

電車を今から降りますが、電車に一番ぴったりな曲は、尾崎豊の17歳の地図だぜ。