女子大生雑記録

ここは、ほんとの部屋

舞台ゴールデントラベラー みたよ

 

昨日、もはや一昨日なんですが、友人が出ていた舞台、ゴールデントラベラーを観に行ってきました。なんだろう、悪い意味ではなく小さな箱の舞台、を観に行くのが、2016年11月ぶり(swarm map 調べ)。その時は、劇団水中ランナーさんの、舞台で、客席が階段になって、舞台を見下ろすパターンの、50人くらいかな?入る大きさの舞台だった。まあその感想はもはや氷の溶けたコーラなので書きません。今回は、舞台が上に飛び出していて、私たち観客は舞台の高さより少し上に頭、演者を見上げる感じで観劇でした。20人くらいのキャパです。まずもってそれが、なかなか新たな体験だったな。上を見上げると口が開いてしまう習性の私ですのでさぞやマヌケな顔をと、もし、あちらからもみられていたとしたら思われてたんだろうナーとおもう。

 

他者発信の文化物に対しては、考察厨ではないので、舞台の内容についてあれこれ言う気持ちはあまり生まれない。だが、単純に、楽しめた。コメディー調で、タイムリープものという、オタクに優しい内容だったこともあるかもしれないが、1.5時間弱のあいだ、一度も退屈だなあ、とは思わなかった。だがやはり、観客と、演者の温度差を感じた面もあった。演者側は、それこそ、100回も200回も反芻して、体に馴染んだ内容にも馴染んだものを表現するが、私たちは初見な訳で、少し初見殺しだなあと思う場面があったのだ(一番わかりやすかったのは、お姉ちゃんが殺人鬼になるところ)。さらにこれは、こちらの観劇力不足の部分があるのかしらと言う感が否めないが、やはり、テンポが早い。テンポの速さは、魅力であり、欠点でもあるのかなあと思う。そもそも、舞台は背景が動かない。映画みたいに映像で何か見せるとかもない、演者の演じ方だけでここはどこですよ〜〜とか、わかんなきゃいけないから、想像するのが楽しいし、見る方の実力も問われる感じが好きだ。だから多分普通の私たちの日常会話に比べて、セリフが説明調になったり、脳内での思考も発話したりしなきゃいけなくて多忙でだいたい銀魂みたいになる。今回の舞台は、先ほども書いた通り、コメディーパートが多かったので、テンポの良さが心地よかった部分が多い。反面、シリアスパートに切り替わった際にそのテンポ感を引き継がれると、観てる側としては困惑、と言うのもあった。わたしはそもそもシリアスパートが苦手なのだ。3次元の人間でも、仲良くない人間の負の感情に同情することが下手なので、舞台上にいる、30分前に出会ったキャラクターの負の感情を理解することは、ほとんどできなくて、大抵遠巻きに30メートルくらい遠くから舞台を観ているような気持ちになってしまうのである。これ何とかしたいんだよな〜と毎回おもう。何となくそわそわして落ち着かない場違い感に襲われるのだ。セラミュを見た時には、もううさぎちゃんとは長い付き合いなのでガンガン感情移入できたんだが。これは今後もわたしの課題となるんだろうな、想像力の乏しさが悔やまれる。

 

ここで、出演してた友人について想像する。始まる前、初日ということもあり、一緒に見に行った友人たちとビビりながら待機していたのだが、堂々と登場されたのでうわ、出てきた、と、おもう間も無く、いつものわたしの友人とは違う人格として認識することに成功した。すごいぜ。顔が一緒のままだからかなり変な気分だったというのも事実である。友人たち帰りに誰が良かったみたいな話をしたんだが、見事に好みが分かれていて笑った。わたしは結構キャラの好き嫌いあるので、出てた友達がわたしの嫌いなキャラを演じてなくて良かったわ!とかおもいながら帰った。

 

体ひとつで、たくさんの人の前に出て、自分でしか、責任が取れない行動を起こす。 演技するということは、たいへんに勇気が必要であることなんだと想像される。だから、この人はほんまにすごいんやな〜〜とおもった。これからどんどん出世して欲しいが、あってもあっても勇気が足らんのではないかと、こっちがビビってしまう。毎日毎日今舞台やってんねんなーと想像しては頑張ってねと念じる保護者気取りである。それでもやっぱり楽しそうなので、それほどに思えるものを頑張れる環境をしっかりと利用している彼女を誇らしくおもうし、羨ましいと思う。わたしもきちんとしなきゃと思う。