女子大生雑記録

ここは、ほんとの部屋

言葉の選び方

 

いつでもどこでもできる遊びとして、私が昔からやっていること、それはパーフェクトな擬音を作ること。電車の発車音を聞けばそれをカタカナに起こす。ステキな色を見つけたらその輝き方を文字に起こす。お腹が痛かったら、その痛さを擬音に、する。

 

似たような遊びとして、他人に伝わるギリギリの表現を攻める、というものもある。これにはいくつかのパターンがあって、例えば直喩表現に準ずるもの、○○みたいな〜〜、の○○が最も的確になるような果てを目指すパターン。他には、二つのものの関係性を、既知の関係で言い換えるパターン。あ〜〜、、、**にとっての%%みたいなものね!ほかは、ただ単に既存の言葉を違和感を感じない程度に曲げて使う、というもの(例としては、吊り下げる、を吊ら下げると言ってみる)とか、語尾に全然関係ない言葉をつなげてあげるとか、いろいろある。話し言葉じゃなくても、ブログでだったら、ひらがなカタカナ漢字表記を使い分けるとかも楽しい。方言も好きで、いろいろ集めている。最近のお気に入りは、じゃじゃぶりの雨、という表現。つぶが大きい丸々太った感じがして、どしゃぶりよりもゆっくり降っている感じがして好き。

と、色々書いたがこれらはもはや悪癖で、普段は完全に無意識に行われている。バイト中などでも余裕で使ってしまっている。あとは、ぎりぎりを攻めすぎて伝わらない。

 

言葉に関して、中国人の留学生の人は当然漢字は得意、でもカタカナが苦手だそうだ。モンゴル留学生の1人は、カタカナが簡単だけれど、漢字は覚えられないらしい。この間は緑という漢字を調べていた。でもある言葉を知ったときに、それの漢字表記があるかどうかって一々調べてるんかな?それとも回数こなせば直感的にわかるようになるんかな?

私は中国人ではないが(余談だが、現実世界では中国人だと間違われることが多い。中国でも中国人から中国語で話しかけられ、北海道では日本人の店員からCan you speak JEnglish?と話しかけられた。)カタカナが苦手だ。一文字読み飛ばしてしまったり、語感のいいように並べ替えて認識してしまったり、単に外国語に不慣れである、ということかもしれない。短いカタカナならだいじょうぶなので。読む以外にもカタカナで書かれた商品名、キャラメルマキアート、のようなものを発音するのに羞恥がともなう。労の経験から、注文の際に商品名正式名称>>>これください(指差し)>商品名一部読み上げだということはわかるんだが、恥ずかしい。これくださいしてしまう。先の一文に登場した、労、という言葉も私の言葉あそびの一つで、労働を半分にしてバイトの意味で使っている。造語してあそんでいるんだ。労を取り出したのはそのほうがしんどそうだから。

 

話が変わって、きのうの労のかえりに、日本橋高島屋の前を通ったときのこと、なかなか素敵な体験をしてしまった。店のショーウインドウの模様替えをしていたのだ。プレゼントの箱をどんどん搬入しているのを見た。入り口のドアが空いた隙間から頑張って覗くとまだ飾りのついていないクリスマスツリーが見えた。クリスマスの準備をする都会の妖精を見たのだ。ずっと見ていたかったが電車がなくなるので、早歩きで通り過ぎた。夜半をむかえようという日本橋の電気の消えた丸善の向かい、大きな道路、粒雨の降る中、ガラス越しの波型の光に目を細めながら、普段は人のいないショーウインドウの中で飾り付けをする人たち。気をぬくとマネキンに見えてきてどきっとした。今日はその私だけが知っているさらぴんのクリスマスツリーをバイト前にみに行くのだ。