新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

ちょっと

 

ビルとビルの間隙に、鳩が入っていった。バサバサと羽音が聞こえたから、きっと羽がビルにバシバシぶつかった。

 

幼稚園の時、お泊まりほいく(卒園旅行(?))のときに、二人ひと組で寝なくちゃいけなくて、当時仲良しだったサイカちゃんと寝てたのに、彼女は熱を出して途中で帰った。

 

わたしの1番だいじな友達の1人に彼女ができた。(中学生の頃からone of the〜という言葉変だろって思っていたけど、並列表現に今は感謝します。)彼は真実の友なので、絶対に幸せに死んで欲しいと思っていた。愛を理解した人間だから美しい愛にのみ触れていて欲しいと思っていた。わたしは彼の友達だから、愛を持って接しているが、彼女や家族になることは許されない。これはよろこびであり、同時にもどかしさであり、彼が幸せになることを本当に望んでいた。なので、いま彼が優しい愛に接し、わたしと彼が永遠に友達であることに変わりがないことは、この世に存在する事象の中で間違いなく尊い。でも今日は彼と遊びたいなあと、少し寂しく思ってしまった。他の人とは、違うから。