新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

ゆうきをくださいほんの1グラムでも

 

昨日小雨をうけながら、スーパーの帰り道、ビニル袋片手に傘を振り回して歩いた。いつもは恐ろしいくらいに観光客がいる道も静かで、アーケード越しに上を見て、空が低いように感じた。中学生のときは、冬の重い空でも高く見えた。空は低くなってしまても、相変わらず丸く、端は地面に突き刺さり、わたしを閉じ込める。それはありがたいことで、私は、限られた世界の中で生きることが許されていることに安心する。グアムに行ったとき、果てしない大地と、海をみた。スゴい崖の上から、海を見下ろした。落ちたら?と考えても怖くはなかった。あんなにも風が、ビュービュー吹いていたのにね。でもそれは天気がよかったから。少し曇ればきっとコワくなって、雨が降れば泣き出しただろう。果てしない所へ、落ちてゆく、周りは私の知らないものばかり。

 

私はこころが弱いでしょうか。ずっとそうなのか、そうじゃないのか考えていた。でもみんな、こころが弱い人なんていないんじゃあないかと思う。私はそうなんじゃないかと思う。わたしは、ただ、ワガママなんじゃないか。自己正当化の回路がたくましく発達したわりかし有能なワガママ女。

 

明日は今日よりやさしい自分に出会いたい