新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

かにみそ

中身のない会話に身を委ねる楽さを覚えてしまった。なんのつながりもない、ただの知らん人との中身のない会話ほど、時間を無駄にする作業がないことには変わりがないのだけれど、それが賃金に変わるシステムの中で日々暮らしていると、感覚が麻痺してきて、わたしの日常会話の質までもが落ちてきているのを感じる。思考停止、開口、嘘八百。自分の中身がスカスカになっていく気分が毎日味わえる、切り替えをそろそろ学ばなくてはいけない。できなきゃいけない。真摯に向き合う価値のある人間が、身近にいるんだから、しっかりしなくちゃいけない。

焦る気持ちがあるので、勉強をする。勉強を心の拠り所に下げ床してしまうことが、心苦しいのですが、それはもう関係なくて、私はただ、毎日が、知らないうちに終わることだけが怖くて、怖いのです。