新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

そのうち

 

わたしのきもちを悲しいものにすることができるのも、嬉しいものにすることができるのも、限られた人しかいないのに。他の人はせいぜいわたしを怒らせることくらいしか。

 

少し何か言われただけで、涙が出るのに。その後にいくら優しくされても、後から思い出して泣いてしまうのに。優しい言葉をかけられても、それを思い出して喜ぶことはできない。攻撃的な言葉は、思い出しても涙がでる。不思議だな。目の前にいて、手を握ってくれたとしても、前にあった悲しい日のことを思い出して、泣いてしまうのに。

 

泣いたらそのことを忘れることにしていた過去のわたしよ、そのサイクルは破綻してしまった。いまは泣けば泣くほどに、自分が惨めに思えてくるだけ。泣く意味がもうないわな。だから惨めさを感じないで済むように、涙が出ない仕様にしてほしい。