新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

一番に大切な友達へ

いつかこのブログを訪れた時に、読んでほしい。

 

たいそうな理由をつけたけど、本当は私はただ怖かった。だんだん病気がひどくなるのを、見て、感じているのが怖かった。彼女が帰ってくれば良くなるのかなって、まさに一縷の望みがあったけど、それが実際そうなのか、私には確かめるすべが無くなるから、絶対に遠くに行かせたくなかった。遠くに行かないって、私に向かって言った本人が遠くに行くための無心をしてきた時点でもう、本当にごめんなさい、信じられなくなったのです。

 

あなたは恨んだかもしれないけれど、間に合ううちに実家に連絡すればよかったと、数え切れないくらい後悔しました。私には財力も知識もないので、何もできないし、本当に目の前でどんどんひどくなっていく、しかもそれを自覚しているあなたを見るのが悲しかった。

 

私の心の中では、恋人と、友人は明確な区別がついていて、それがあなたを苦しめたこともよくわかってた。あなたとは、楽しいことだけ共有したかった。争ったり、醜い面を見せたくなかった。ただ前みたいに、くだらないことで一晩中笑える日が来てほしい。恋人を捨てなかった私が、あなたが恋人と何処かに行ったとして、何も言える義理はないのだが。

 

私に、幸せになってなと、言ってくれたので、私は幸せになる。あなたが自分のことを諦めたように、いつも言ったのが悲しかった。でもそれが彼女への愛だとわかったので、誰にも責められない。人は誰も誰かの唯一にならなくちゃいけなくて、頑張るものやと思うねん。あなたののぞむ唯一になれなくてごめん。でも私の一番大切な友達なのは本当なのでほんとにほんとにわかってほしい。

 

いつか、また会える時まで元気でいてほしい。陳腐だが、確実な方法として、私はいつでも待っているから。

 

自分から会いにいくこと、怖がっててごめん。