新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

思い通りに 枠組み

やってしまったな、と。ああ、この深さの話は他人にとっては日常の会話に含まれないものだったはず、わたしもそれを知っていたはず、なのに。ということが、しばしばあるなあと思い出した。なぜなら、昨日バイト先のおばさんたちに女子会に誘われたからだ。行きます〜〜といったものの、既に憂鬱、まあまだ決行の日は決まっていないようすだ。

 

ふと思ったのだが、わたしはバイト先にての人間関係について特に悩んだことがない。バイトを辞めまくった過去があるが、それは全て業務内容がむりだった、という理由で、人間関係でムリ〜〜と思って辞めたことはない。すっごく仲の良い友人でさえ憎むことのあるわたしが、初対面の人間は全員敵だと思っているわたしが、なぜいつも、人間関係に悩まない、どころか、ハブられることもなく、自ら人に話しかけ、友好的な笑顔を見せることができるのか。おまい、そんなに出来た人間なのか〜〜?利害関係がもたらす結果なん?あたいってそんな打算的?多少以上にはそれもあるだろう。

 

このようなことを昨晩から考えていた。

 

今朝も起き抜けから世界を呪い殺し、コエカタマリンみたいにストレスの文字が身体にのしかかっていた。ずいぶんと荒々しく布団から出たものだ。ストレスをなくすためには、自分のしたいことをするのが良い、というのが定説である(、とおもっている)ので、わたしは、編み物ゲームお絵描き読書、電車移動思考訓練運動などなどできるだけたくさん自分の好きなことを生み出そうと日々努力している。だけど、本当に自分のしたいようにするというのはできない。本当にしたいようにしていいなら、日常的にわたしと関わる全ての人のことをコントロールしたいと思う。それが難しかったら毎日会う人、親、ぐらいはコントロールしたい。宅急便の届く時間も、1分とは言わない、10分単位で把握したい。同居人が起きる時間、寝る時間、出かける時間、明日会う友達が到着する時間、解散する時間、使うお金の概算、行く場所、など全てを大まかにでも構わない、把握したい。思うように誘導することも多い。自分が主体の約束は面倒にならないのも、2,3人で遊ぶのが好きなのも、全てこのためだと思う。そう考えると、全てのつじつまが合う。突発的な行動をする人間にイライラする、計画なく他人と行動することを不快だと思う、子供を産むことが、尋常でないほどの恐怖の対象であること。実験が嫌いなこと、料理が好きで、編み物が好きなこと。ダイヤ通りに走る電車が好きなこと。歌が好きなこと。次にこうなると、わかっているものが好きなのだ。どうなるかわからないのは、本の中と自分だけで十分。

 

バイト先でのわたしのにこやかな態度も頷けるだろう。バイト先の同僚、最初からその枠に入れられているとわかっているのだ。ただバイトの同僚、距離を測る必要もない。お早うございます、おつかれさまです。ただそれだけ。