新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

笑う理由

 

先の記事は、思わしくない日に、サイコーに元気だった日々を思い出してつなぎ合わせて記事を書けば、いささかの人生を取り戻せるのではないかと考えての試みだったが、あたりまえに筆が進まなくなり、もちろん私は嘘に耐えられず、途中で書くのをやめ、涙を流して布団にうまることとなった。

 

嘘に関する話をかく。私は嘘が嫌いだ。というか、嘘だ、飛ばれる嘘をつく浅はかなやつが嫌いだ。嘘をつけない人も嫌いだ。話を整理すると、まず、嘘をつかないことは、最も素晴らしいことだ。しかしそれは、真実が素晴らしい場合、そして、相手も同じように嘘をつかないことを信条としている場合に限る。たとえば嘘をつかないことが人を傷つけることになるならば、それは良くない。その場合は、第二の手段として、これが大抵の場合適用されるのだが、嘘をつき、それを相手に悟らせないことだ。

 

わたしは嘘が嫌いだと言ったが、嘘を言わないことはない。むしろ、ほとんど口から出まかせばかりを言ってきた。しかし、バレない努力はそれはそれは丁寧に行ってきたつもりだ。言った時には嘘だったとしても、その後にありとあらゆる手を尽くし、主な手段としては人を導き、わたしの嘘は嘘でなくなってきた。工作がうまくいかなかったとしても、それはそれで良い。わたしはそう言う解釈をした、ただそれだけのことだから。

 

唯一嘘をつかないと決めていることは、人の好き嫌いに関することです。直感的な好き嫌いいがいの気持ちはすべて、環境と状況の干渉、そしてその後の自分の都合のよいように後から見積もられている。

 

ふと笑ってしまう時がある。なんで今笑ったの?と聞かれたらなんでだろうと考える。そして適当に、さっき池の鯉をみたでしょう、それで小学生の頃、鯉の池に軽石を落としたら毎度毎度鯉がそれを食べて、ん?、ちがうなとなって、ぺって吐き出してたことを思い出して笑っていた。と返す。その時、わたしの笑った理由が決まる。

 

 

洗濯が終わったら

 

シワを伸ばすように綺麗に畳んで、しっかり叩いてのばして、まだ日が落ちないうちに外に干す。お布団も干しておこう、少し重いが敷布団を持ち上げて、日の当たるところに。ファブリーズをふって、毛布もかけて、ファブリーズを振って。暖かいので、上着はわざと薄めのものを選んだ。この上着で元気に動けるうちにくたくたに疲れて帰ってくるために、ヒールのある靴を選んで、外に出た。

 

日向を歩いているとぽかぽかとしていて、軽くスキップをしてしまった。公園を突っ切って駅へ向かう。道なりに、日陰を避けて避けて歩いていたら、いつのまにか地下鉄の入り口をとうに越えてしまい、ほとんど次の駅の方が近いようなところまで来てしまった。ヒールを履いた足はすでに靴ずれが起こっている、

 

もう続き書けない。

そのうち

 

わたしのきもちを悲しいものにすることができるのも、嬉しいものにすることができるのも、限られた人しかいないのに。他の人はせいぜいわたしを怒らせることくらいしか。

 

少し何か言われただけで、涙が出るのに。その後にいくら優しくされても、後から思い出して泣いてしまうのに。優しい言葉をかけられても、それを思い出して喜ぶことはできない。攻撃的な言葉は、思い出しても涙がでる。不思議だな。目の前にいて、手を握ってくれたとしても、前にあった悲しい日のことを思い出して、泣いてしまうのに。

 

泣いたらそのことを忘れることにしていた過去のわたしよ、そのサイクルは破綻してしまった。いまは泣けば泣くほどに、自分が惨めに思えてくるだけ。泣く意味がもうないわな。だから惨めさを感じないで済むように、涙が出ない仕様にしてほしい。

 

 

ちょっと

 

ビルとビルの間隙に、鳩が入っていった。バサバサと羽音が聞こえたから、きっと羽がビルにバシバシぶつかった。

 

幼稚園の時、お泊まりほいく(卒園旅行(?))のときに、二人ひと組で寝なくちゃいけなくて、当時仲良しだったサイカちゃんと寝てたのに、彼女は熱を出して途中で帰った。

 

わたしの1番だいじな友達の1人に彼女ができた。(中学生の頃からone of the〜という言葉変だろって思っていたけど、並列表現に今は感謝します。)彼は真実の友なので、絶対に幸せに死んで欲しいと思っていた。愛を理解した人間だから美しい愛にのみ触れていて欲しいと思っていた。わたしは彼の友達だから、愛を持って接しているが、彼女や家族になることは許されない。これはよろこびであり、同時にもどかしさであり、彼が幸せになることを本当に望んでいた。なので、いま彼が優しい愛に接し、わたしと彼が永遠に友達であることに変わりがないことは、この世に存在する事象の中で間違いなく尊い。でも今日は彼と遊びたいなあと、少し寂しく思ってしまった。他の人とは、違うから。

 

 

おやすみ

 

今日のおやすみはひと味違う。いつものだせいのおやすみなさい〜とは、全く違う。いつも話を聞いてくれてありがとう、泣きついてごめんなさい。から、もっとあなたのことも考えて、今度から少しなら愚痴とか聞くし可能であれば悪いところも改善する、できることなら自分の気持ちはコントロールできるように、努めます、もっと優しい気持ちであなたの頬を撫でられるようになりますね。までが詰まっているので。