新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

平等になるには。-β版-

今日の私の結論。

身体の差によってどうしようもない時以外は、男女の別無く評価されるような仕組みを作ることが真の男女平等を達成するために必要なこと

出産の話を例にしてこれを説明したいなーって思いました。意見の整理。

 

<超絶注意>以下の議論の論点は少子化対策ではなく、出産・育児によって発生する女性の不利益を無くすためにはどのような考え方が必要かを考えた話です。

 

育児・介護休業法が改正されました ~令和4年4月1日から段階的に施行~

 

1 男性の育児休業取得促進のための子の出生直後の時期における柔軟な育児休業の枠組みの創設 【令和4年10月1日施行】
2 育児休業を取得しやすい雇用環境整備及び妊娠・出産の申出をした労働者に対する個別の周知・意向確認の措置の義務付け 【令和4年4月1日施行】
3 育児休業の分割取得 【令和4年10月1日施行】
4 育児休業の取得の状況の公表の義務付け 【令和5年4月1日施行】 
5 有期雇用労働者の育児・介護休業取得要件の緩和 【令和4年4月1日施行】

 

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これを今日調べてみました。産休・育休に関する法改正で一番最近に行われたものです(多分)(詳しくはコチラ)。この一覧を見ての感想、まず最初はどんなですか?

 

私は、何もしないよかはいいけれど、正直微妙だなーと感じました。ボリュームが不満というわけではありません。方向が微妙だと感じました。

 

特に、1男性の育児休暇取得促進のための〜の件が問題で。

子供をもとうとするならば、女性は仕事を休むという選択肢しか持っていない状態(物理的にもそうだし、法律でも産後6週間は義務)にあるわけです。そこにきて、男性は休もうか休むまいか。選ぶことができる。女性にだけ、不利益につながるであろうことがらが義務化されている状態のように私には見えます。

 

女性が休むことができることはいいことなのは当然なんだけど、平等は達成できていないと思います。25歳の同じような能力の男女の社員がいた時、どちらか一人しか昇進できないとしたら?その評価軸に産休・育休のことは当然入ってくると思う、女性は避けられないことなのに、それで不利益を被る。これは女性のためのルールなんだけど、女性を不利にしている。じゃあルールを無くすのでは、後退で、簡単な方法は男性にも義務をつければいいと私は思います。

って父に話してたら、休まんと働いて出世したい人もおるんちゃうん?と。そうだよ、女も出世したいと思ってるよ。女が負うているハンデがそれです。そして、厚労省が出している資料によると、ノルウェーの法律がまさにそんな感じで、しかも、育休に関しても家族単位で割り当ての日数があり、そのうちの何割かを男性が取得することが義務化されています。(→クオータ制に基づいた施策の例です→別記事にまた書くかも)あとは、特徴としては育休の取り方を、時短勤務とか含めた複数の勤務形態から選べるところかな。これもめちゃいいよね。

 

女性が休まなくてはいけないならば、男女一緒に休みましょう。→平等

女性が休まなくてはいけないならば、女性は休みましょう→女性のみ不利

 

お金がないなら、大学行くなと言っている人と同じことだと思うんだよね。人それぞれ個人がそう思うのはいいと思うけど、国がそれをいうのは間違っているという話。

 

 

この話は、大学の女性教員少ない問題にも応用できる考え方で、

今日夜のニュースで見た、

東北大学に女性教授が少ないから女性専用の公募を行いました。

結果は正しいと思うよ。女性教諭が増え他ことにより実際に良い効果も出ていると女性本人が話していたし。だとしても、これは正しい方法ではない、ということになります。

本来取り組むべきなのは、能力の高い人間が応募してきた場合に、その人を男女の身体の差により生じる差によるバイアスがかからない項目を用いて・またはバイアスを取り除くような客観的な補正をかけた上で、評価し採用するような仕組みを作ることな訳です。(その仕組みを考えるためには内部に一定以上の割合の女性は必須だと思うので、やっぱり結果としては成功してはいるのは間違い無い)

 

 

自分もそういう態度を心がけて、日々生活したいと自戒の念も込めて。