新卒女雑記録

22時ちょうど 東京発

どこまでも どこまでも

大原ではないですが。私はなんとなくいつも私の人生がどこまでも続いているようなそういう風景を頭に持ってます。

 

いまから、お仕事に就いて、子供を産んで、夫と仲良く、毎日楽しく。そう言うわたしが集めた人生が続いて行くんじゃないかなと。就職が決まったことを、母に話した時、おめでとう!そしてその次に続くのは、妊娠しないようにね。大学院受かった時、結婚した時、卒業した時。おめでとう、の次には妊娠しないようにね。が必ず入るようになった。

母は自分の人生が妊娠出産によってどこまでもあるけるはずだった足が止まったと感じてたんだろうか。

それをわたしに言われても…という気持ちになるとともに、女に生まれる切なさや……とこころの私は俳句を作り始めたりする。

 

真実として、母は約10年は子育てに専従していた、と思う。その間にきっと、やりたい仕事もあっただろう、行きたいところとか、そういうのを見つけられる人やから。あと、不幸だったところは、父が出世欲等が無かったことだと思う。子供を産める身体なことで、仕事に熱意のない父に外で稼ぐ立場を譲り、家で子を育てる羽目になる(表現はあえて酷くしています)。

 

今私は子を産みたくて、仕事をしたくて、友達と遊びたくて、全部欲しいわけだが、それが叶う世界を作れると思っているわけだが、これを甘ちゃんな世間知らずというわけにはしたくないので、これからもしっかり頭使って体鍛えていかねばな。

 

夜行バスに揺られながら、定期的に不定期に窓をすぎる誘導灯の光(ジャルジャル)を数え損ねて、さらに眠り損ねる。